海外日本食 成功の分水嶺（18）BISTRO「ケンジズラボ」<下> 自分の名前で“勝負”を
テラスのある「ケンジズラボ」はおしゃれ感いっぱいだ＝タイ・バンコクで。提供写真
タイの首都バンコク・トンロー地区にあるBISTRO「ケンジズラボ」。オーナーの中山健次さん（47）は店名をオープン1週間前になってようやく決めた。初めての自身の店。しかも、つてもない異国の地。慎重な上にも慎重になって編み出した答えが、自身の名を冠とした店名だった。 大学卒業後は映像制作会社に就職。山や料理は続けていたが、人生を賭ける仕事とまではならなかった。和の道を覚えたいと地元の和食店に入店、修行をしたこともあったが、既に30歳を超えていた。「も
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