モダンでおしゃれな居酒屋「寅次郎」は多くのタイ人客でいつもにぎわっている=提供写真
●日本とタイの橋渡し役に タイの首都バンコクと北部チェンマイで、酒販・晩酌処「寅次郎」と九州酒場「どんたく」を計5店経営するのが、鹿児島県出身の中村烝一さん(44)。23歳でタイに渡り、今年で22年目。タイ人の奥さんと一人息子を家族に持つ九州男児は、いつも日本とのつながりを大切にしている。 1997年初頭、バンコクにいた中村さんは、トンロー・ソイ13で始まった日本食モール「日本村」の建設予定地にいた。日本でも経験のなかった