海外日本食 成功の分水嶺(27)日本食材製造「バンコク・インター・フード」<上>

総合 連載 2017.05.08 11521号 03面
バンコク・インター・フードGMの藤岡学さん(前列左から2人目)と従業員の皆さん=タイ中部ナコーンパトゥム県で。小堀が4月24日写す

バンコク・インター・フードGMの藤岡学さん(前列左から2人目)と従業員の皆さん=タイ中部ナコーンパトゥム県で。小堀が4月24日写す

 ●小回りの利く体制が勝機  バンコク都心部から真西に約40km。ナコーンパトゥム県の静かな田園地帯に、豚カツやギョウザ、ラーメンなどの日本食材を製造販売するタイ企業「バンコク・インター・フード」(BIF)の工場はある。近くを流れるターチン川を下れば、タイ有数の漁港と知られるマハーチャイの街にも出ることができる。バンコクなどで提供されている日本食材の生産の一翼を、現地のローカル企業が担っているが、日本市場はまだ実態をあまり知らない。

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