海外日本食 成功の分水嶺(22)タイ初進出「陶板ダイニング18」<下> ようやく見つけた居場所

外食 連載 2017.02.10 11483号 02面
「自分の居場所が大切」と話す「陶板ダイニング18」運営の田中遊太さん=バンコク・スクンビット34で小堀晋一が1月21日写す

「自分の居場所が大切」と話す「陶板ダイニング18」運営の田中遊太さん=バンコク・スクンビット34で小堀晋一が1月21日写す

 タイの首都バンコク・スクンビット34にある陶板料理店「陶板ダイニング18」を運営する田中遊太さんは、自身でも認める「一風、変わった子ども」だった。友達仲間に加わって一緒に遊ぶのはどうも苦手。かといって、教室でじっと本を読むタイプでもなかった。居場所は決まって空の下。とはいえ、誰かと“つるむ”のも居心地が良くなかった。中学時代には一人で、当時住んでいた兵庫県尼崎市から広島市まで自転車旅行。それが高じて高校1年生の時は、中国からモンゴルを経由、ロシアまで自転車で単身走破した経験

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