「多くの仲間に支えられてここまで来ました」と話す中村丞一さん(右)=提供写真
◆自分のできることから タイの首都バンコクや北部チェンマイで酒販・晩酌処「寅次郎」と九州酒場「どんたく」を計5店経営する鹿児島出身の中村烝一さん(44)。進学先だった島根大学時代は教育学部で社会教育学を学修し、教育行政への就職を漠然と考えていた。そんな時、ボランティア活動を通じて知ったのがタイの農村社会だった。 卒業後は非政府組織(NGO)のメンバーから「人が足りない」と誘われ、タイ東北部ノーンカーイへ。赴任先は田舎の小学