海外日本食 成功の分水嶺(13)豚カツ専門店「MAiSEN」<上> 「説明できなければ駄目」

外食 連載 2016.10.14 11427号 02面
豚カツ専門店「MAiSEN」を運営するジェムさん=バンコク郊外の商業施設「メガ・バンナー」で小堀晋一が9月6日写す

豚カツ専門店「MAiSEN」を運営するジェムさん=バンコク郊外の商業施設「メガ・バンナー」で小堀晋一が9月6日写す

 「麺料理でもない限り日常的に箸を使わないタイ人には、豚カツの軟らかさを『箸で切れるほど』と説明されてもピンときません。そこで採用したのが、『口の中でとろけるほどのおいしさ』という表現。なるほど、顧客の関心をつかむことができましたよ」  こう話すのは、タイ外食大手「S&Pグループ」の子会社「S&Pインターナショナルフーズ」で代表を務める35歳のタイ人男性ライバ・ティラコーンさん(ニックネーム・ジェムさん)。タイの首都バンコクで、日本の豚カツチェーン「M

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