海外日本食 成功の分水嶺(36)居酒屋「あぶり石田」<下> 生かされた数々の経験

外食 連載 2017.09.08 11587号 03面
人気店となった「あぶり石田」の石田健一郎さん(前列)とスタッフたち=バンコク・スクンビット地区で。提供写真

人気店となった「あぶり石田」の石田健一郎さん(前列)とスタッフたち=バンコク・スクンビット地区で。提供写真

 焼き鳥や豚ばら肉を使った串焼きが主力でありながら、なぜか締めのパスタはイタリアンのカルボラーナ。和洋折衷を地で行くような、そんな不思議な組み合わせが特徴なのが、バンコクにこのほどオープンした居酒屋「あぶり石田」。連日多くの日本人やタイ人客でにぎわっており、早くも人気店の仲間入り。店を切り盛りするのは、ダイレクター兼シェフの石田健一郎さん。その定石を超えたような発想は、これまでの自身の料理人歴にあった。  岡山県出身の石田さん。高校を卒業と同時に上京し

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