日本食材を製造販売するバンコク・インター・フードの工場 =タイ中部ナコーンパトゥム県で。小堀が4月24日写す
●給食向けなど新たな市場開拓を バンコク西郊ナコーンパトゥム県の静かな田園地帯にある食品メーカーのタイ企業「バンコク・インター・フード」(BIF)。2004年に日本食材の製造販売をスタートさせてから、事業は大きく成長を続けた。ゼネラル・マネージャー(GM)の藤岡学さんによると、「初めの5年間は毎年売上げが倍増。急激な勢いで増えていきました」という。 ところが突如、転機が訪れる。11年、タイ中部を襲った大洪水だった。50年に