ヤンゴンにある「シンピューレーお土産店」のミャンマー人スタッフたち。頬にはミャンマー女性の化粧である「タナカ」が見える =ミャンマー・ヤンゴンで。提供写真
●南国の若者を見習いたい ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、現地の食材だけを使って米粉クッキーを作っている新谷夢さんは、自身の会社で雇用する20歳そこそこの若い従業員を見ると、時々胸が熱くなる。決して多いとはいえない給料の中から、多い人で半分以上も故郷の両親に送金をし続ける彼ら。その一方で、表情には絶えない笑顔。「自分を含めて、日本人の若者ももっと見習わないと」。そう思うことがよくある。 軍政の長かったミャンマーでは産業化、