海外日本食 成功の分水嶺(14)豚カツ専門店「MAiSEN」<下> 「ブランド」の確立が鍵に

外食 連載 2016.10.17 11428号 02面
「MAiSEN」の豚カツは軟らかさと衣の天立ちが特徴だ=バンコク郊外の商業施設「メガ・バンナー」で小堀晋一が9月6日写す

「MAiSEN」の豚カツは軟らかさと衣の天立ちが特徴だ=バンコク郊外の商業施設「メガ・バンナー」で小堀晋一が9月6日写す

 タイの首都バンコクで日本の豚カツチェーン「MAiSEN(まい泉)」第1号店がオープンしたのは2012年11月のこと。FC展開する外食大手「S&Pグループ」の子会社「S&Pインターナショナルフーズ」代表のライバ・ティラコーンさん(ニックネーム・ジェムさん)は、その時の様子を「毎日のように行列ができました」と振り返る。店はその後も年3~4店舗のペースで出店を継続。来る日も来る日も絶え間ない列の客に、自信さえ感じるほどだったという。  ところが、風向きは一

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